FP一家の介護保険利用・リフォーム体験記
子育て家計とコツコツ投資の専門家
早乙女美幸です ♪
昨年秋から80代の私の母と同居をスタートしました。
母は秋田の実家で一人暮らしをしていて、
これまでは私が愛知から1~2か月おきに帰省していました。
公的介護保険の要介護度は「要支援1」
FP一家の介護保険の手続きや利用をお伝えします。
2年連続で母が骨折!
1回目は一昨年。
転んで首を骨折、2か月の入院後我が家に4カ月同居したものの、
回復と共に秋田に戻っていきました…
そして昨年2回目の骨折(腕)。(^_^;)
とうとう一人暮らしをあきらめて私たちとの同居を決心してくれました。
コロナ禍で帰省ができず、遠方のご両親の様子を
心配していらっしゃる方、多いと思います。
私もいつも秋田の母を気にしていましたが、
今は一緒に暮らせてハッピーです。
母の決心と共に、住民票も移動して完全に転居。
ペースメーカーを埋め込んでいて、
障害者手帳も持っている母の転入手続きは
FPの私でも混乱するほど申請することが山のようにありました…
介護認定は転居先でも引き続き有効です
要介護認定を受けている人は、
転居先でも要介護認定を引き継ぎできます。
転出手続きのときに、介護保険の「受給資格証明書」を受け取り、
転入先の市区町村に14日以内に提出します。
これで要介護状態の区分を引き継ぐことができます。
転入手続き後、新しい「介護保険被保険者証」を発行してもらいます。
住宅改修費の助成を受けました
我が家は、前の道路から玄関まで6段くらい段差があります。
おまけにリビングとダイニングの間も段差があり、
母の安全のために早急にてすりをつけないといけませんでした。
要支援認定者の介護サービスの利用は
地域包括支援センターで相談します。
リフォーム業者さんは自分で探してもよいのですが、
希望すればケアマネさんが紹介してくれます。
事前に住宅改修のプランを市区町村に申請し、
「承認決定通知書」を受けとってからリフォームしてもらいます。
助成の金額と受け取り方
住宅改修助成の限度額は原則、生涯20万円です。
そのかたの自己負担割合に応じて1~3割は自己負担します。
受け取り方には、「償還払」と「受領委任払」があります。
● 償還払は一旦業者さんに代金を全額支払いし、
後で助成分を市区町村から受け取ります。
業者さんの選択は原則自由です。
● 受領委任払は、自己負担分を支払い、
後で助成額を市区町村より業者さんに支給してもらいます。
ただし、事前登録している業者さんを選択する場合に限ります。
立替えが必要ないことから、受領委任払が多いようです。
我が家も受領委任払に。
てすり合計7か所で、工事費が18万円。
自己負担が18,000円でした。
介護保険利用では総工費は20万円を超えないように。
その中で、できる範囲でお願いするのがポイントです。
手すりは50代にも便利
手すりがついてみると、母だけでなく私たちも
つい掴まるようになり重宝しています。(笑)
やっぱり公的保険は頼りになります
高齢期に支払う社会保険料の中で、
介護保険料は負担感が強いと言われていますが、
今回利用してみて、やはり頼りになる存在だと実感しました。
現在母は、週に2回リハビリ施設に通い、
「通所リハビリテーション」サービスを受けています。
介護保険の自己負担と、
希望した施術の料金も併せて
月9,000円ほどを支払っています。
この金額は、介護保険料とは別に支払う
サービスの利用料です。
80代後半になると、50%以上の方が要介護認定を受けるようになります。
つい最近まで介護保険サービスとは無縁だった母はえらかった!
今は遠い愛知に来て、ケアマネさんはじめ、
デイサービスのスタッフさんにも温かく接していただいて、
みなさんとの交流を楽しんでくれています。
次の機会は、母との同居で節税額が大幅アップした、
我が家の確定申告についてお伝えしようと思います!