今さらだけど?「ジュニアNISA」開設してみました!
こんにちは!
富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。
新緑の季節ですね。
つつじが美しく咲きほこってます。
相変わらずのステイホームの中で、子どもとの会話も増えてきた結果、
今さらながら「ジュニアNISA」を開設することにしました(笑)
ん?「ジュニアNISA」って廃止になるんですよね・・
はい、2023年12月31日をもって「廃止」されることが決まっています。
同じ枠組みの中の、
「一般NISA」や「つみたてNISA」の延長が決まったこととは対照的ですね。
大きな理由は「あまり利用されなかったから」。
原則として「18歳までは払い出しができない」というところが、他のNISAと比べて、使いにくい印象を持たせてしまったのかもしれません。
ただし、
この「払い出し制限」の原則は、廃止に伴って「解除」されることになりました!
きっと、その影響じゃないかな?と思いますが、
この1年で、口座開設数が10万件以上も増えているんですよ。
そもそも「ジュニアNISA」って何?
「ジュニアNISA」とは、2016年度から始まった「未成年者(0~19歳)を対象とした少額投資非課税制度」です。
子ども名義の専用口座で、購入した「株式や投資信託などの配当金や売買益など」が非課税になるもの、です。
年間80万円まで購入が可能です。
もともとは、5年間の投資ができたので、最大400万円(=年間80万円×5年)の非課税枠が使えたのですが、
今からですと、2021年~2023年までの3年間で最大240万円(=年間80万円×3年)の非課税枠となります。
大きな特徴は、
先ほども触れた、「18歳になるまで払い出しができない」こと。
この「18歳になるまで」とは「3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで」のことです。
とってもわかりにくい表現ですが(笑)、
「高校3年生の1月以降」です。
・・・遅い。
教育資金目的では使いにくい、原則だったのです。
もしかすると意外かもしれませんが、
高校卒業後の「進学スケジュールや資金スケジュール」を考えると、これでは間に合わないことが多かったんです。
しかし!
今回の「廃止」で、この原則が「解除」されることになってます。
つまり、
2024年1月1日以後は、源泉徴収を行わずに払い出しがOKとなっているんです。
・・使い勝手がアップしましたね(笑)
ただし、
払い出すときは、「全額」なのか?、「一部だけ可能」なのか?、「残りの部分」は非課税でいいのか?
詳細がはっきりしていないので、今後の情報をキャッチしていくことが必要です。
今さら「開設」のメリットとは?
もちろん、「払い出し制限の解除」も、その理由の一つですが、
開設した理由は、「投資教育」目的です。
いくら親が投資をしていても、子どもにとっては所詮「ヒトゴト」(笑)
高校生ともなると、
おこづかいレベルのお金だけではなく、
自分の進路や将来を見すえた「費用」としてのお金を知ってほしいという、親の勝手な希望です。
「自分の名義」のお金の増減は、子どもの意識を変えるのではと期待してます。
もちろん、運用するのは、親などの親権者ですけどね。
子どもの意見は取り入れていこうと思ってます。
あとは、
20歳になる年の1月1日には、自動的に「NISA」に移行されることも、ありがたいですね。
スタートが一番億劫に感じてしまうであろう「投資」の土台ができているのは、魅力の一つです。
その他には、
・世帯の非課税枠を増やせること
(※ジュニアNISAから払い出したお金を親が使う場合は贈与税の対象になりますのでご注意を)
・20歳まで非課税で保有できること
・「生前贈与」の一つとしても活用できること
(※贈与税の非課税枠は年間110万円なので、年間80万円までのジュニアNISAは枠内に収まります)
などがありますね。
ご家庭の状況に合わせて、ジュニアNISAも利用してみてはいかがでしょうか?
おわりに
母の日~父の日のタイミングに合わせてなのか、絵画コンクールの作品が展示してありました。
親を見ている子どもの目の「純真さ」に、改めて感動しちゃいました。
【母】
目を細めてコーヒーを楽しんでるところ
針に糸を通しているところ
ペットとたわむれて優しい笑顔になっているところ
【父】
モクモクと雪かきをしているところ
本を読みながらソファーでうたた寝しているところ
夢中でカメラのシャッターを切っているところ
日々の生活の中に、
子どもの「親を見る目のあたたかさ」を感じて、心が洗われました。
はて、
私は子どもの目にどんな風に映っているのか?と我に返りましたが・・(笑)
お金のことだけではなく、ちょっとしたことでも話したくなるような関係を続けていけるよう、
小うるさくない母を目指したいと思います。
投資を生活の一部にしてみませんか?
最初の一歩、お手伝いできることがあればお声がけくださいね。
ご意見ご感想など、お聞かせいただけるとうれしいです。