大学進学を応援するママさんへ!見逃しがちな「教育費」のポイントをご紹介
こんにちは!
富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。
あっという間に3月突入ですね。
卒業、進級、進学、移動、異動など
これから変化が多くなる年度末になりますが、いかがお過ごしでしょうか?
今週末は、
県内の私立高校さんで、オンライン「奨学金等進学資金説明会」です。
奨学金の説明はもちろん、進学スケジュール・資金スケジュールを確認するところから始めます。
・いつ
・何に
・いくらぐらい、かかるのか
・足りない場合は?
・その準備手段は?
・申込方法は?
私たち親世代とは、ずいぶん変わっています。
1つずつクリアにして、進級をしてほしいと思います。
今回は、教育費を考える上で「見逃しがちなポイント」をご紹介しますね。
「学費」は高騰しています
国公立大学の学費は「安い」というイメージがあるかもしれません。
たしかに、私立大学と比べると「安い」。
でも、その上昇ぶりは「高騰」と言えます。
下の表は、
1990年度と2019年度の「大学授業料」の比較です。(単位:円)
この30年でどう変わっているでしょう?
⇓ ⇓ ⇓
いかがですか?
どちらも、約1.6倍、約1.5倍になってます。
これと同じ割合で「収入」も上がっていれば問題ありませんが、決してそうはなっていないですよね?
どちらかというと、
社会保険料・税金の割合が、グンと上がり、「手取りベース」では減っているかもしれません。
こういう面から見ても、あらかじめの「計画」が大事になってきます。
「学費」納付時期が早くなっている!?
入試制度の多様化により、俗にいう「ペーパーテスト」がない「選抜」が増える傾向にあります。
ざっくりと、
・一般選抜(通常のペーパーテスト)
・総合型選抜(旧AO入試・推薦入試)
と分けられますが、
「入試種別の入学者割合」をグラフ化するとこうなります。
⇓ ⇓ ⇓
国立大学では、一般選抜(ブルー)が83.2%で、ペーパーテストが主流です。
一方、
私立大学では、「一般選抜」が45.6%、「総合型選抜」(オレンジとグレーの合計)が約54%にあたり、過半数を超えていることがわかります。
私立短大では、85%近くが総合型になっていますね。
この「総合型選抜」は、増加傾向にあります。
ということは?
「総合型選抜」は、通常9月~11月の間に行われることが多いので、
まず、この時点で「受験料」等がかかってきます。
高3の秋、です。
合格すれば約2週間以内に「入学金」等の振り込みが必要です。
「進学スケジュールと資金スケジュール」は、重要ポイントです。
親子でしっかり把握しておきましょうね!
入学しなかった学校への「納付金」?
コレです、一番の盲点は。
すべり止めで「私立大学」を受ける場合に多く発生します。
第一志望の学校の合格発表が、一番最初にあれば「超ラッキー」なんですが、
なかなかそうはいかない。
第2志望、第3志望でも、「合格」発表後に「入学金」の納付が必要です。
これを払っておかないと、万が一のときに入学できないから。
めでたく第1志望に合格しても、帰ってこないお金です。
なので、入試の日程・順番も考えておかないと、この「ステガネ」を複数回払うことになりますよ。
私立大学の入学金は、約30万円。
我が家も、入学してない大学に1回だけお支払いしました(苦笑)
高校受験時とは、金額の大きさが違います。
該当しそうならば、資金計画に盛り込む必要がありそうです。
おわりに
明日は「ひな祭り」ですね。
本命の高校受験に追い込みをかける娘への「癒し&エールの日」にしようと思います!
(※富山の受験は遅いのです)
お金の面からすると、
「大学卒業まで」が、「子育て・教育費」的な感覚ですが、
親子で一緒に過ごせる日は、あと3年くらいかも?
・・・あんまりガミガミ言わないようにしようっと(笑)
進学を応援するママさんのお役に立てばうれしいです!