いよいよ!『大学入学共通テスト』の申し込みが始まります!【体験談】
9月も下旬に入り、肌寒くなってきました。
受験生にとっては、身も心も引き締まる時期になってきていますね。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、登校自粛や部活動の停止、学校行事の中止・縮小などがあり、夏休みが短くなったりもしました。
そんな中ではありますが、
『大学入学共通テスト』の出願書類が配布されました!
我が家にとっては、3度目の大学受験です。
このブログでは
○そもそもどういう仕組みなの?
○いくらくらいかかるの?
という、大学受験の「キホン」について書いてみました。
■「大学入学共通テスト」って何?誰が受けるの?
毎年1月の中旬の土日に行われる、日本最大級の大学入試試験です。
6教科30科目の「マーク式テスト」で、自分に必要な科目を受験します。
国公立大学を目指す人には、必須の試験です。(例外はあります)
その後、2月下旬から行われる二次試験(大学個別の試験)との合計点で、合否が決まります。
私立大学を目指す人には、必須ではありません。
受けなくても大丈夫なんですが、
受けた方がいいよ、というかんじです。
というのも、
私立大学では、「共通テスト利用方式・併用方式」を採用しているところが多くなっているのです。
特に、滑り止めの大学をこの方式で受験することは、
経済的(受験料が割安、以下の諸経費がかからない)
時間的(受験地への移動がない)
体力的(前泊などの負担がない)な面で、とても有効だと感じます。
独自試験と合わせて受けられることも多く、チャンスの拡大にもなります。
ですので、
大学進学を目指す人には、対策必須の試験ともいえるかもしれません。
■申し込みと受験料
次年度の日程です。
申し込み期間
2020年9月28日(月)〜10月8日(木) ← 迫っています!
試験日
2021年1月16日(土)〜17日(日) ← 本番
2021年1月30日(土)〜31日(日) ← 現役生の学業の遅れに対応した日程
2021年2月13日(土)〜14日(日) ← 特例追試験期日
受験料
〇3教科以上・・・18,000円
〇2教科以下・・・12,000円
※「成績通知」を希望する場合は、それぞれ800円プラスです。
高校生は、高校ごとにまとめて提出です。
受験料の払込みをした確認票を貼り付けた「志願票」に、本人が記入して提出します。
既卒生(浪人生)は、予備校に通っている場合はそちらで配布されることもありますが、
基本的には自分で取り寄せ、送付します。
我が家の受験生は、高校で配布を受け、クラスのみんなで一斉に記入する時間を設けていただいてました。
鉛筆で丁寧に下書きをした志願票を渡されたとき、
母親としても、いよいよだなーと感じました。
受験料(検定料)の払込は、銀行の窓口で手続きをしなければならず(ATM利用不可)、
本人に体験させることは叶いませんでしたが、
こんなことを含めて、ひとり立ち前の子には体験させておきたいところです。
成績通知は希望する人だけの申し込みです。
送られてくるのは、2021年4月になりますので、正直なところ、特に必要性は感じないのですが、
志願者の80%以上がこちらで申し込みをしているというデータがあります。
高校でも、こちらのタイプで申し込みをするよう言われています。
お世話になった高校や予備校の、今後の進路指導のお役に立つのなら、
というつもりで我が家も「成績通知込みの受験料」にしています。
■その他の受験料と費用
国公立大学の二次試験(大学個別の試験)の受験料(平均)は、
ほぼ一律の17,000円です。
受けられるのは、2校です。
一部の公立校など、別に日程を設けている場合は(とても少ないですが)1校増やすことができます。
私立大学の独自試験の受験料(平均)は、
約35,000円です。
歯学系・医学系では40,000~60,000円かかる場合もあります。
日程が重ならなければ、いくつでも受けることができます。
ただ、
前述の「大学入学共通テスト利用」の場合は、15,000~20,000円前後のことが多いです。
(共通テスト検定料とは別に必要です)
複数の学部を併願する場合はさらに割引になることもあります。
実際の申し込みは、ほとんどの大学でインターネット申請を採用しています。
証明写真を読み込んだり、
受験料もクレジットカード払いが可能だったり、
その上、割引もあったりすると、、
便利な反面、ついついポチッとしがちで、費用がふくれていくので注意が必要です。
これは我が家の反省点でもあります(笑)
その他の費用としては、
願書や資料の取り寄せ(1校あたり300~1,000円程度が多い)、
証明写真の撮影(目安は2,000円くらい~)、
移動費、宿泊費などがあります。
細かい金額も、塵も積もれば山となります。
このあたりも含んだ費用を見込んでおきたいですね。
■日本の大学の約8割は私立です!
え?と、思われましたか?
受験料にしても
学費にしても
国公立の方が割安なイメージを持っておられる方が多いと思いますし、
だからこそ、国公立を目指す受験生も多いことと思います。
でも、
大学生の7割以上が、私立に通っているということを
知っておいてもいいかな、と思います。
国公立を目指していても、
教育費は、念のため、私立に行った場合も想定しておくことをおすすめします。
「貯める」だけではありません。
「増やす」
「もらう」
「借りる」という方法もあります。
ここは、別のブログで書きますね。
■他にも「選抜方式」はあります!
ここまでは、
ペーパーテストにあたる、「一般選抜」のことについてご紹介してきました。
他には、
「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」などがあります。
こちらは、共通テストの実施よりも早く、申し込みや試験が行われることが多く、
年内に合否がわかることが多いです。
学力評価に加え、小論文や面接などが中心の選抜方法です。
高校時代の活動記録や
スポーツの入賞、
英語のスピーチコンテストの入賞など、
さまざまな特技が重視され、その大学にマッチした学生を選抜するため、
オリジナルな方式がとられています。
最近の傾向として、こちらの選抜方式での入学者が、少しずつ増えてきています。
ちなみに、
選抜方式ごとの大学入学者の割合は
「一般選抜」が最も多く、約54%
続いて
「学校推薦型選抜」が、約35%
「総合型選抜」が、約10%
となっています。
高校入学後からの積み重ねがストレートに物を言う方式、
コツコツ努力型の人には、おすすめですよ。
気になる大学の入試方法は、各大学の公式ホームページで、早めにチェックしましょう。
高校生活も充実すること、間違いなしです!
■申し込みを終えて
いかがでしたでしょうか?
なんとなくイメージはつきましたか?
2021年度の大学入試から「大きく変わる」ことが、さかんに伝えられていた時期がありますが、
当初の目玉であった
〇「英語の民間試験の活用」
〇「数学・国語の記述式問題の採用」は、
いずれも見送られました。
受験生にとっては、
〇数学の試験時間の10分延長
〇英語のリスニング割合の増加、が
変更点として受け止められているようです。
ただ、
今回見送られた入試改革の「二本柱」は、
これからの世代に求められていることの象徴ではないでしょうか?
ぜひ、心にとめておいておくことをおすすめします。
我が家では、高校への提出を終えたところですが、
ようやくスタートラインに立ったところ、ともいえます。
今年は、中3の高校受験も同時進行しておりますが、
親のできることは、
究極のところ、『教育資金作りと健康管理とメンタルケア』のみ、だとしみじみ感じています。
2人の受験生のサクラサク日を目指し、支えていきたいなと思います。
なにかしらお役に立てばうれしいです。