子育てママ注目「子ども」にかかるお金を知ろう!~「教育費」の目安と備え方~

子供の成長はうれしいものですが、

親としては

それに伴う「お金」のことも考えておかなければなりませんね。

子ども一人当たり最低1000万円?2000万円?ともいわれる、「教育費」。

この、ざっくりとした数字

なんとなく不安を感じているママさんも多いかもしれません。

 

このブログでは、

そんなママさんの

「教育費」って、どう考えればいい?

どうやってためるの?

を解決するために「教育費」のキホンについて書いてみました。

 

教育費1000万円は「かかるお金」と「かけるお金」に分けられる!

この、1000万円、2000万円は、ある日突然必要になるわけではありません(笑)

生まれてきて、今までずーっとかかってきているお金の、あくまでも「総額」です。

文部科学省が2年ごとに行っている

「子供の学習費調査」をもとにした数字からきています。

 

この「学習費」とは、

「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費」合計のこと。

 

ん? 「学校外活動費」

 

そうなんです!

「学校外活動費」とは、

参考書、問題集、家庭教師代、学習塾代、芸術やスポーツの月謝、交通費など

塾や習い事などの、プラスαの部分。

「かけるお金」(=絶対必要ではないけど出してるお金)なのです。

こんなプラスαも、ガッツリ入ってるデータなんですよ。

 

「学校教育費」「学校給食費」は、

みなさんのイメージ通り、

授業料、修学旅行・遠足費、PTA会費・生徒会費などの学校納付金、

学用品、実習教材費、部活の費用、ランドセル、制服、給食費など。

削ることのできない「かかるお金」(=絶対必要なお金)の部分です。

 

1000万とも2000万とも言われる教育費に、

実は、正解はありません。

もっと少ない人もいれば、

もっともっと、かかっている人もいるのです。

 

あくまでも、結果的に支出したお金の平均値。

それを忘れないでくださいね。

 

では、その数字を具体的に見ていきましょう!

 

我が家の場合は?子どもの「進学プラン」で見積もってみよう!

下の表は、最新のデータです。

「公立」か「私立」か、をベースに

「かかるお金」「かけるお金」を分けてみると、こうなりました。

※「かかるお金」+「かけるお金」=「毎月かかるお金」

※「毎月かかるお金」×12ヶ月×在学年数=「在学期間合計」 

※文部科学省 平成30年度「子供の学習費調査」より作成

 

「公立」か「私立」かで、かかる教育費は、かなり違うことがわかりますね。

この、いろんなパターンの組み合わせで1000万にも2000万にもなってしまうのです。

 

ひとつの目安として

「高校」卒業までの費用は、

「毎月の家計」で「やりくりできる」+「貯金ができる」範囲にすることを

おすすめします。

 

兄弟姉妹がいる場合は、特に

教育費のピークがどこに来るのか?

いつまで続くのか?

生活は大丈夫?

も、大事なポイント。

 

上の表を参考に、ある程度の目安をつけておいてはいかがでしょうか?

 

我が子にはできるだけのことをしてあげたい!という親心、一応、私にもあります(笑)

ですが、

お金がかかるのは、なにも教育費だけではありません。

 

住宅資金、老後資金、介護、、などなど盛りだくさん(笑)

 

ムリのない範囲を知っておくことは、

日々の心のゆとりと生活の守りにもなります。

 

「教育費」のむずかしいところは、

まさに「かけるお金」のコントロール、だと思います。

 

こんなところに「コスパ」の意識を入れるべきではないけれど、

お金が有限である以上、「納得して使う」ことが大切ではないでしょうか?

 

教育って、

やらないより、やったほうがいい、ことがほとんど。

そして

やったからといって、必ず、結果につながるわけでもない。

 

最終的にたどり着いたゴールまでの過程は、人によって、おそろしいほど違います。

 

まったく塾に行かずにきた人

週5で習い事だらけだった人

小学校高学年からずっと塾に行ってきた人

1浪して予備校まで行ってきた人(私)

 

だからこそ、納得して進むことこそ、我が家のベスト!

そんな気がします。

 

大学に進んだ場合のおおまかな費用はこんな感じです!

※「国立大学の授業料その他の費用に関する省令」の標準額に基づく額を設定

※「私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査」2018年

※「学生納付金調査結果」2018年  

※概算値のため、表上では誤差があります(すべて文部科学省のデータより作成)

 

いかがですか?

国立大学は、文理問わず一定ですが、

公立大学は、「出身地」により「入学金」に差がある場合もあります。

私立大学は、「学部」ごとに大きく違いますし、国公立にはない「施設設備費」も

毎年かかってくる費用に入ってきてます。

 

ちなみに、

このデータには「一人暮らし」の費用は入っていません。

自宅外通学になる場合は、別途必要になります。

仕送りのお金の平均は、約12万円ともいわれています。。

 

どうにかお金を貯めておかなくてはなりませんね(笑)

 

こうすれば、400万円貯まります!

ひとつ、ムリなく貯めるプランをご紹介します。

 

児童手当をコツコツ貯める ⇒ 約200万円

毎月1万円を別で貯める    ⇒ 約200万円

合計、約400万円達成!!

意外とカンタン??

 

【内訳】

▶「児童手当」

3歳未満は、

15,000円×3年×12ヶ月 ⇒    540,000円

小学校まで 

10,000円×9年×12ヶ月 ⇒ 1,080,000円       

中学生  

10,000円×18年×12ヶ月 ⇒  360,000円

▶0歳から18歳まで 毎月10,000円×18年×12ヶ月 ⇒  2,160,000円

 

きっちり計算すると、414万円になります。

これぞ、コツコツパワーです!

 

児童手当は、毎年6月、10月、2月に

「4か月分」が、まとめて支給されてますね。

今までなんとなく使っていたかもしれない?方も、

今月分からしっかり「貯め」てみませんか?

※「児童手当」には、所得制限があります。限度額を超えている方には「特例給付」で月額一律5,000円が支給されています。

 

国も「子育て」支援に力を入れています!

平成元年(2019)~幼児教育・保育の無償化

令和 2年(2020)~私立高等学校授業料の実質無料化など、

先ほどのデータには、まだ反映されていない「支援」がすでに行われています。

 

この「無償化」「無料化」

やった~!と、喜ぶだけで終わらせないでくださいね!

 

この「浮いた」部分こそ、しっかり貯めて、

子どもが本当にやりたいことを見つけたときに、

応援できる体制にしておくことが理想です。

 

実際、

私たちは、私たちの親世代とは全く違う状況にいます。

 

お給料や収入は、なかなか上がらないのに

社会保険料や税金は、ぐんぐん上がってます。

今日から「酒税」も上がりました(笑)

お金を貯めにくい時代であるともいえます。

 

そんな中でも

教育費は上がり続けてます。

 

国立大学の1年間の授業料で比較すると、

1990年は、339,600円

2020年は、535,800円

なんと、この30年で6割増し。。

 

国の応援もいただきつつ

なんとか乗り越えていきたいですね!

 

おわりに

3か月あまりで

約290万円の支出をしたことがあります(笑)

 

それは、我が家の子ども3人が同時に「進学」したときのこと。

公立中学校へ

私立高校へ

国立大学へ(他県で一人暮らし開始)

それぞれ「入学」。

 

3人分の「提出書類」は、ものすごい量でした(笑)

それらを記入をしながら、

制服採寸、学用品購入、教科書購入、自転車購入、スマホ契約、

一人暮らし生活の一式準備、アパート契約、引越、入学式のスーツなどなど

 

今振り返っても、よくがんばったな~と自分で自分を誉めたいぐらい(笑)

 

お金の心配をしながら、

このスケジュールをこなすのはムリだっただろうと思います。

子どもひとりひとりに「教育資金」をそなえておくこと、

ぜひ、一緒にやっていきましょうね。

 

お気軽にご相談ください。

子育てママのお役に立てばうれしいです。

 

 

山岡加代子