子どもの「お金の付き合い方」を考える~3つのポイント~

こんにちは!

富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

北陸では、大雪による積雪が未だ1メートルを超えています。

除雪が追いつかず、道路事情が悪化しているため、スーパーにもコンビニにも、生鮮品がない。

こんな状態、初めてみました。

3連休明けの今日から、小中高と休校が決まっていて、

家庭での食事の回数が増えるにもかかわらず、材料が乏しいのは、「お母さん」にとっては悩みどころです。

幸い、雪は止んでいるので、除雪のパワーアップと雪解けを期待しつつ、近所の雪かきをしています!

良い運動なんですが、その後の「ぜんざい」が美味しすぎて、ダイエット的にはチャラ(笑)

ま、プラスになってないだけヨシとしてます。

明日もやるぞ!

 

今回は、

1月10日付・北日本新聞さんに掲載された「お年玉で学ぶ金銭感覚」の取材記事の「プラスα」部分を

3つのポイントで書かせていただきますね。

 

使うことでしか身につかない「金銭感覚」

「上手にお金と付き合えるようになってほしい」

親の願いは、シンプルですが、なかなか奥が深い。

一朝一夕には身につかないものと「覚悟」して、

お子さんがどんなふうに使うのか?を、「見せてもらう」つもりで、

一定の金額の範囲内で、自由に使わせることをやってみるといいですよ。

 

使うと、お金は無くなる

使うと、お金は減る

使うと、欲しいものが得られて「うれしいキモチ」になった

使うと、思ったより良くなくて「残念なキモチ」になった

使うと・・・

これをストレートに味わってもらえるのは、お子さんの「キモチ」が優先された時だけ。

 

もったいなくない?

高すぎるんじゃない?

そんなのムダやん?

こっちのほうが役に立つよ

 

良かれと思った「アドバイス」のつもりの発信も、

お子さんからすると「誘導された」感が強くなるケースもあります。

 

その買い物が、うまくいっても、いかなくても、「○○のせい」になりがち。

 

子どもそれぞれの「子別」使い方のタイプを見ておくと、直すべきところもクリアになりそうです。

 

「おつかい」が身近でなくなった「今」できること

こんな、子どもだけでの「おつかい」って、いいですよねー!

実際は、ちょっと難しい環境になってきていると思います。

 

では、どうする?

 

〇今日の夕飯メニューを「予算内」で買い出ししてみる、なんてのはいかがでしょう?

 

例えば、

「カレーライス」を作ろう!~2,000円で買えるかな?~

 

なにが入ってる? ⇒ じゃがいも、にんじん、たまねぎ、お肉、ルーなど

いくらする? ⇒ 分量はともかく、「いくら」ぐらいするんだと感じてもらう

あまる?

足りない?

サラダの野菜って買える?

 

「モノ」の値段と「お金」の感覚を結びつけるには、地道な作業が欠かせません。

時間のある時に、ゲームを楽しむようにやってみるのもアリですね。

 

スーパーに出かけることすら、ためらわれるときは、

「チラシ」の切り抜きでも楽しめそうです!

 

「おこづかい帳」つけたほうがいいけど、強制はしなくてOK!

おこづかい帳は、つけたほうが絶対いいけど、強制はしないほうがいいかも。

 

家計簿は、つけたほうが絶対いいけど、強制されたくない、のと一緒です(笑)

はい、私もつけてません!

 

理由は、「お金」に「イヤなイメージ」を持ってほしくないから。

 

つけるとしたら、

「なんで」(だれからもらった・何に使った)

「入ったお金」

「使ったお金」

「残ったお金」

これだけわかれば十分です。

 

なんでこんなに少なくなった?

なんに使っちゃったんだろう?

お金が足りない・・・

 

お子さんが「困ってから」の方が、おこづかい帳を「つける意味」を感じてもらえるかもしれませんね。

 

おわりに

コレコレ、

親が、ムダじゃない?といいたくなるモノのひとつ(笑)

 

昔は100円くらいだったのに、今や300円とか400円とかするものもありますよね?

 

その100円だった時代に、我が弟(当時小学校低学年)は、1000円で10回を決行!

Tシャツのすそに10個のカプセルを包み込み、満面の笑みで帰宅。

おばあちゃんにもらった「おこづかい」を、あっという間に使い切り、

烈火のごとく、母に叱られてましたねー(笑)

本人は、満足していたからか、わりとケロッとしてるように見えましたが、

後日、

だがし屋さんで「自分だけ買えない」ことに、がっくりしてたことを思い出します。

 

あの後悔は、きっと生きていると思います。

あ、買ってあげなかった「姉」である私は、いじわるではありませんよ(笑)

 

お子さんの「お金の付き合い方」の参考のひとつになればうれしいです。

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