金銭教育ってなに?そもそも必要?

こんにちは!

富山で活動する、女性のお金の専門家・山岡加代子です。

 

先日、ある小学校さんからご依頼をいただきました。

テーマは、「子どもたちにお金の話をするってどうしたらいいの?」

 

いつもの講演と言うよりは、座談会的なイメージ。

夏休み中に開催の予定で、準備を始めています。

 

金銭教育ってなに?

学校での学習指導要領が改定され、「生活につながる学び」が増えてきています。

「お金の授業」も、英語やプログラミングと同様に取り上げられるようになりつつあるのは、喜ばしい限りです。

 

金銭教育とは、一言でいうと「お金やモノに対する健全な価値観を養うこと」です。

 

使う

貯める

稼ぐ

借りる

増やす

 

お金の学習を通じて、

子どもたちが自らの生活のことや社会のこと、そして、将来のことを考えるきっかけを作ることだと思っています。

 

勘違いしがちなのは、「お金儲けの方法ではない」ということ。

 

子どもの、純粋な「お金持ちになりたい!」という夢から始まったとしても、「お金儲け」に偏らない世界を伝えてあげることです。

 

タブー視されてきたお金の話?

お金の話は「してはならない」「ハシタナイ」的なポジションにありますね。

お金に関わらずに生きていくことはできないのに、「それが当たり前」として長く受け入れられてきました。

 

かつては、それでも充分生きていける時代だったということもいえるのですが、

今はそんな時代ではなくなってきています。

 

人生100年時代

生き方・働き方の多様化

金利のっ長期にわたる低迷、など

 

また、「標準」「普通」といった基準が、ないに等しいタイミング、

お金のことも「自分ごと」として考えることは、とても大切になってきています。

 

新しい「当たり前」を作るとき、ともいえるかもしれません。

 

子どもの目から見た「お金の流れ」とは?

お子さんの目から見た、今の「お金の流れ」の一つをご紹介します。

 

以前、小学3年生のクラスでお話をさせていただいた時のこと。

「お金ってどうやったら手に入る?」と問いかけると、

 

「スーパーに行ったらもらえるよ!」と元気よく手をあげてくれた子が!

 

なになにどういうこと?と、状況を話してもらうと、

 

「スーパーの入り口のところの機械からお金が出てくるよ。そのお金でおかあさんと買い物して帰るんだ!」

 

たしかに!

なにも間違ってないです。

 

でも、強い違和感を感じました。

 

お金が出てくる機械(ATM)の存在

なぜそこからお金が出てくるのか

おうちの人が働いてくれて、感謝されてもらったお金が銀行に入る仕組みがあること

そのお金が、必要な時に機械を使って手にできること

 

働くことと稼ぐことのつながりが見えない環境の中で、

お金の価値やありがたみを感じられるでしょうか?

 

ムダ遣いをしてはいけない理由も

貯金をしておいたほうがいいことも

「そう言われたからやってること」にすぎないかもしれません。。。

 

残念ながら、お給料が現金で手渡しされていた時代には戻れませんからね(笑)

 

今からでも、伝える工夫をしていきましょう。

 

おわりに

半世紀も生きていると(笑)

ここ20年の時代の流れはおそろしく速く感じます。

 

子どもたちが大人になる時代は、どんな世界になっているのかは想像するのも難しいですが、

どんな時代であっても

お金に困らない人・お金に強い人であってほしいですね。

 

なにも、お金の話をするぞ!と気合を入れる必要はありません(笑)

日々の暮らしの中で、折に触れ、お子さんが興味関心を持った時に伝える手間を惜しまない!

その意味は、後々とっても大きいものになると思います。

 

こちらもご参考になれば幸いです。

 

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